MENU

【スポンサードリンク】

スポンサードリンク

現場と営業の板挟みで悩む日々

新しいチームの出発は上々でした。
進行もスムーズでチームの仲も良く、楽しく仕事ができていました。

 

しかし世の中そう上手いことばかり行くわけがありませんよね。
始まってすぐに問題が生じました。

 

 

仕事がありすぎる

当時は、e-ラーニングというネット通信学習が流行り出した頃で、
どこの教育系企業も、こぞって新しいコンテンツを作っていました。

 

その波に乗って、マルヤマの会社も大量に仕事を受注したのですが
あまりに調子が良すぎて、完全にキャパシティーを超えてしまったのです。

 

営業の人たちは、ウハウハで取れるだけ仕事を取って来てしまいます。
しかし、チームの人材で出来る仕事量には限界があります。

 

またしても残業の日々が始まりました。
それでも営業の人たちは、
「人を増やせば何とかなるだろう」と言って来ました。

 

実際は、そんなに簡単なわけがありません。
新人を入れても、実際に使い物になるまでには何か月もかかります。
その間に教育もしなければいけませんから、余計に仕事量は減ってしまいます。

 

必要な人員を計算してみると、予算オーバーになってしまいました。
「もっと頑張れ」と簡単に言われても、
もう頑張れる限度を超えていました。

 

さらに悪いことに、営業は現場のできること・できない事を理解していません。

 

 

何とかなってしまうのが問題

厳密に言えば、できない事なんて無いのです。
技術的に無理に思える顧客の要望にも、工夫次第で何とかなってしまうのです。
大抵のことは、頑張ればなんとかできてしまうのです。

 

無理に思えることでも、結局は何とか出来てしまうのです。
そうなると、話は余計にややこしくなります。

 

営業は作業現場をずっと見ているわけではありません。
こちらが必死で働いている姿を目にしていません。

 

「無理だと言いながらも最終的にはできている」という結果だけを見て、
「まだ大丈夫だろう」と判断してしまうのです。

 

しかし、限界はすぐに訪れました。
チームの人間が2人、立て続けに連絡が取れなくなりました。

 

その時は、他のチームや部署の力を借りて、何とか納期には間に合わせました。
かなり無理をしての完成でした。
マルヤマ達が徹夜で作業をしている間、定時で帰る営業もいました。

 

「営業の奴らは何を考えてるんだ?」
「しかもいつも先に帰りやがって!」
こんなことを言いたくなるのも当然です。

 

それなのに営業は「もっと頑張れるでしょ?」
「これくらい簡単でしょ?」なんて言ってくる。

 

 

少しだけ現場を離れて仕事をするようになる

どちらの言い分も分からないことはないのです。

 

現場は、できるだけ無理はしたくない。体をこわしたくない。
営業は、できるだけコストを下げて利益を上げたい。
マルヤマは、この板挟みに悩む日々でした。

 

できるだけ無理をせずに、最大限利益を上げる。
この板挟みを解消するためには、
現場の技術力や仕事量を把握した人間が必要です。

 

結局、営業の打合せには、必ずマルヤマが同行することになりました。
企画の段階から、スケジュールや必要な技術を計算する必要があるからです。

 

顧客に「予算によって使える技術が違ってくる」
ということも説明しなければいけません。

 

マルヤマの仕事量は、増える一方でした。